
FAQTOP>入試について
油画科の試験は油彩がほとんどですが、大学に入ってから油彩以外のことはやらないのですか?
そんなことはありません。いわゆる『油絵』というのは一つの手段であって絶対ではないからです。現在、どこの大学の油画科においても、いろいろな表現の可能性を学べる方向になって来ています。 例えば油彩の古典技法といった伝統的な表現から、フレスコ、モザイク等の壁画やいろいろな種類の版画、写真、ビデオを使ったメディアアート、身体を使ったパフォーマンスや立体作品、インスタレーション(空間芸術)、コンセプチャルアート(概念芸術)などの新しい表現まで、自分の意志によっていろいろなことを勉強していけるのは事実です。そしてもちろん伝統的な“絵画”について勉強することもできます。
地方からでも、中央(東京)の大学に合格できますか?
できます。九ゼミでは毎年中央の難関校に合格者が出ています。大手予備校に比べて総生徒数が少ない分、密な指導が受けられるので合格率も高いです。
マンガ学科やアニメーション専攻の受験にも対応可能ですか?
九ゼミにはマンガやアニメーションを専門的に学んだ講師はいません。 しかしマンガ学科・アニメ専攻への合格者は数多いです。 その学生は皆、将来の制作の為に基礎的な造形能力を身に付ける事を第一の目標として九ゼミに通学しています。マンガやイラスト等に関しては、1人の作家として&第三者の率直な意見として担当となる講師が関わります。もちろん試験対策として傾向課題の演習も授業内でしています
日本画科の入試では素材が透明水彩絵の具の場合が多いようですが、大学に入ると絵を描く素材が岩絵具に変わりますよね?今から岩絵具の勉強をしておかなくても大丈夫ですか?
大丈夫です。日本画の岩絵具も透明水彩絵具も同じ水溶性の素材であるので、その特性を入試においてつかむことができていれば大学に入ったあと自然に岩絵具への移行ができると思います。
デザイン科や工芸科は、一つの大学の中でもいろいろな専攻に分かれていますが『漠然とデザイン(工芸)をやりたい』という人は、どのように専攻を選んだらよいのでしょうか。
ほとんどの美術大学で、入試の段階である程度専攻を決めておかなければなりません。受験時期にデザイン関係の書籍、雑誌を見たり、街に出てたくさんのモノ、場所を見てみる、実際に自分がどういう方面に関心があるのか、どういったものなら興味がもてるのかを確認しておくことが必要でしょう。 いずれのタイプに自分の興味や適性があてはまるかによって専攻を決めるきっかけにしてもよいでしょう。1年間実技を学んで行くのと並行して常に意識の中に「自分は何がしたいのか?」という問いかけがあれば、おぼろげながらに方向は見えてくるものです。目標を持つという意味において実技の上達をはやめることになるかもしれません。その手がかりとして、受験以外の美術やデザインに日頃から積極的に触れておくことが大事です。
当然学科も必要なんでしょう?
美大一般入試ではほとんどの大学で主に英語と国語が課せられ、合否の2/5~1/2を占めています。(一部の大学、専攻をのぞきます。例えば東京造形大学の油画科、彫刻科には学科が課せられていませんが、これは非常に特殊なケースといえます。) では、なぜ学科なのか。これにはいくつかの理由があります。美術専攻とはいえ、大学では一般教養といって体育や外国語などの履修を義務付けられており、美術家としての技量を習得するのと同時に社会人になるのに最低限の教養をもって公に卒業が認められるからです。また、思考力(論理的、合理的に段階を追って工夫する力)というものがデザイン系には勿論のこと絵画系の職能においても不可欠なのは、容易に想像できるでしょう。コミュニケーションをきちんと取っていくためにも“学科”に取り組んだ方がいいと思います。
学科ってどれくらいやればいいの?
決して難易度の高い出題とはなっていません。でも平均点の上昇に伴い取りこぼしが大きく合否を左右することになり、基礎力をどれだけしっかり身につけられているかを問われると考えて間違いありません。また、大学によっては小論文あるいは古典の出題があり、それ相応の準備が必要です。基本的には実技のために多く時間を割かなくてはならない1年になります。無理なく計画し、1年通して継続してゆくのがその秘訣になるでしょう。各大学の詳細や違いについては、大学のウェブサイトや毎年九ゼミで行われる各美大の「進学内容説明会」などを利用されることをすすめます。
実技は?
実技は(1)デッサン、(2)専攻特有の職能に根差した課題(例えば油画科なら油彩、日本画科なら水彩など)の2種類です。 (1)では観察による描画表現が中心となりその学生の客観性や基本的な表現力が試されているといえます。一方(2)では、その科に適した素養を準備してきたかに加え、その学生の感性や考え方が反映されやすい主観性をも試されているといってよいでしょう。
建築科というのは、美術大学にも一般大学工学系学部にもありますが、その違いは?
建築物という作業は、数多くの専門分野、例えば、設計、構造、設備、施工、材料、環境工学等の人々の集団によって出来る、完全に分業化された共同作業の世界です。 美術大学では、その集団の中心となる建築家(意匠設計)の育成を主眼に置き、4年間を通じて、デザインするという観点から、意匠設計課題を中心としたカリキュラムが設定されています。勿論、必修科目としての構造や設備等の講義は受けなくてはなりません。 一方、工学部建築科では、多岐に細分化されているそれぞれの専門家を育成することを主眼に置いています。(その中には、勿論、意匠設計も含まれています。)一般的なカリキュラムとしては入学してからの2年間は意匠設計、構造、設備等の各専門分野を、浅く広く学びます。そして、卒業までの2年間は、最初の2年間の経験を元に、学生各自の適正を考慮した上で、各専門分野に分かれて勉強をしていきます。つまり、 意匠設計の専門的な勉強は、2年間に詰め込んで行います。 以上のように、美術系大学では、デザイン的な観点から意匠設計を中心とした勉強をし、工学部系大学では、それぞれの専門家を育てるという方針の元に、意匠設計を、その中の一つとして設置しています。
美大入試では絵を描くこと以外に面接などもあるのでしょうか?
推薦入試では面接を取り入れているところも少なくありませんが、美大一般入試ではほとんどの大学で実技試験と学科試験(主に英語と国語)のみとなっています。
1年間の受験準備の流れを教えてください。
スタートは<春季講習>です。楽な気持ちで取り組め、実技試験や学科試験がどういうものかを体験できます。短い日数ですが、一年間のイメージをつくるにはとてもいい期間です。1学期は、とにかく入試に向かう姿勢と基礎を磨きます。 スポーツで例えるなら、基礎体力をつける期間です。又、ルールをしっかり覚えることが大切な様に、道具の使い方や、知識をしっかりつける事もこの時期に行います。第1回志望校選択の進路相談を行います。
<夏季講習会>は、これまでの復習と後期からの課題取り組みの準備の期間です。自己を見つめ直し、弱点補強と忍耐力をつけるのに欠かせません。夏の暑い日々を乗り切ることが、大切です。 2学期ここでいよいよ入試に向けて具体的な方向性を確認します。志望校決定や日程の確認など、目標をきっちり再確認します。2学期の中半から入試に近い課題をクリアしていきます。制作時間も徐々に入試に合わせていき、個々人の問題点を明確にしていきます。
<冬季講習会>ではこれまでの作品を客観的に見る事で、さらなる弱点補強で入試に向かう上でのステップアップを計ります。
3学期、<入試直前講習会>で入試に合わせた課題カリキュラムで、無駄のない時間の過ごし方と、自信を持って試験会場に行けるようイメージトレーニングを日々行っていきます。そして、集中して試験本番に臨み、合格を勝ちとってください。応援しています。
部活動をやっています。両立しながらやっていきたいのですが。
部活と受験の両立は十分に可能です。ただし、そのためには、部活動をやる時は精一杯部活に打ち込み、九ゼミの授業では自分の作品を造ることに集中するというふうに、メリハリをつけることが大切です。部活を引退するまでは時間を決めてきっちり基礎力をつけることに専念し、部活引退後には部活で培った集中力を生かして受験にむかい、現役で見事合格した九ゼミ生も数多くいます。
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